《美浦》東京スポーツ杯２歳Ｓ勝ちのガストリック（上原、牡）は馬なりでＷコース６ハロン８３秒５－１１秒８。一杯に追われた内コーストライン（３勝）に１馬身先着と絶好の動きを見せた。三浦騎手は「外を回してこの時計。脚取りに余裕があったし、（最後は）さらに加速してく感じでした。背中の良さは２歳の中でもトップレベル」と絶賛していた。

京都２歳Ｓを制したグリューネグリーン（相沢、牡）はＷコースで５ハロン６９秒８－１２秒４。馬なりで僚馬と併入した。相沢調教師は「これが前走後の初時計。動きの感じは大丈夫でした。前走は厳しい競馬でも勝ち切ったことを評価したい」と前向き。

東京スポーツ杯２歳Ｓ３着ハーツコンチェルト（武井、牡）はＷコースで一杯に追われて５ハロン６６秒１―１１秒５で僚馬に半馬身遅れ。「Ｗコースだと自分から進んでいかないが、状態はいい」と武井調教師。

芙蓉Ｓ１着シーウィザード（鹿戸、牡）は馬なりでＷコース６ハロン８４秒１－１１秒６。内ルッジェーロ（ＯＰ）に併入、中エフフォーリア（ＯＰ）には半馬身遅れたが、「動きは負けていなかったよ。フットワークもいい。競馬を使うごとにグングン良くなっているし楽しみ」と鹿戸調教師。


《栗東》新馬、野路菊Ｓを連勝中のファントムシーフ（西村、牡）は、ＣＷコースの３頭併せで６ハロン８０秒０－１１秒７。一杯に追われて、セブンサミット（１勝）にはクビ差遅れたが、ヴァランシエンヌ（２勝）には１秒先着した。梛木助手は「しまいは苦しそうでしたが、しっかりといい負荷をかけられました。これで体も引き締まると思います。跳びがゆったりしていて力まず走れるので距離は長い方がいい」と力を込めた。

京都２歳Ｓ２着トップナイフ（昆、牡）は、ＣＷコースで６ハロン８７秒７－１１秒１。マテンロウオリオン（ＯＰ）に１馬身遅れたが、動きはシャープだった。昆調教師は「順調にステップを踏んで、何の問題もなくきています。競馬に使えば、自分で勉強して１回（走る）ごとにレースを覚えるのがいいところ」とうなずいた。

新馬、黄菊賞を連勝したセブンマジシャン（高野、牡）は、坂路単走で４ハロン５６秒４－１２秒５。馬なりで軽快に駆けた。高野調教師は「初戦、２戦目と違う形で勝ったように、対応性が高い。使うごとに体調は上向いていていいレースを期待」とうなずいた。

ドゥラエレーデ（池添学、牡）はＣＷコース単走で、ゴール前で仕掛けられて６ハロン８２秒３－１２秒５をマーク。池添学調教師は「サラッと軽くやりました。前走もそんなに差はなかったので、いろいろかみ合えば十分にやれると思います」と期待を込める。

ジュンツバメガエシ（友道、牡）はＣＷコースでの併せ馬で６ハロン８７秒４－１２秒３と軽めだった。友道調教師は「まだ時間があるので目いっぱいにはやっていないけど、順調ですよ。札幌の新馬戦では太くて緩かったけれど、前走はしっかりしてきた。馬力があるので最後の急坂には対応してくれると思う」と見立てる。

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