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昨年のJRA最多勝騎手・浜中俊騎手(24)=栗東・フリー=がグレープブランデーの復活劇を演出した。馬群の中から絶妙なタイミングで外に持ち出すと力強く脚を伸ばし、押し切りを図るエスポワールシチーをとらえる快勝。ゴール後には右手を突き出し、興奮冷めやらぬ様子でムチを観客席に投げ入れた。
「スタートから馬自身が前向きに進んでくれたので、気分を損ねないように(騎乗した)。馬に連れて行ってもらった感じ。(直線では進路を探すような部分はあったが)手応えは十分ありましたし、脚があるぶんいい所を出てこられました」
これまでGIタイトルは09年の菊花賞をスリーロールスで制したひとつだけ。昨年はJRAで131勝を挙げたものの、大レースはひとつも勝つことができなかった。「今年は大きいタイトルも取りたいですし、中身をもっと濃いものにしていきたいです」と意気込んでいたが、最初のGIで早くも結果を出した。
「この流れに乗ってたくさん勝てるようにがんばりたい。またクラシックのような大レースを勝てるといいですね。久々のGIで波に乗っていけると思う」
2年連続のリーディングジョッキーを目指す若武者が、笑顔でさらなる飛躍を誓った。
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