２７日の阪神６Ｒ２歳新馬（ダート１４００メートル）は、幸英明騎手騎乗の１番人気ヴェンジェンス（牡、栗東・大根田裕之厩舎）が直線楽な手応えでゆうゆうと抜け出して楽勝した。タイムは１分２６秒３（良）。

　ロケットスタートを決めたトラストマヴィアが労せず先手を取る。２番手争いは４頭が横一線となったが、外のヴェンジェンスが２番手になり、内でメイショウダイウンが３番手。さらにバーンスピリット、エイシンニバリキと続いた。トラストマヴィアは軽快に逃げたが、人気のヴェンジェンスは余裕たっぷりの手応えでこれをマーク。直線に向いても、２頭が後続を大きく突き放す形となったが、手応えには雲泥の差があり、懸命に追うトラストマヴィアを馬なりのままヴェンジェンスが楽々とかわす。最後までほとんど追うところのないまま、ヴェンジェンスが４馬身差で楽勝した。２着は４番人気のトラストマヴィア。そこから大差がついた３着には、直線しぶとく伸びた９番人気のモズワッショイが入っている。

　ヴェンジェンスは、父カジノドライヴ、母スペシャルクイン、母の父スペシャルウィークという血統。

　幸騎手は「４、５番手でも…とは思っていたのですが、スピードの違いで、向こう正面では先行する形に。引っ張りきれないくらいの手応えで直線を迎えることができました。調教では抜け出すとフワッとするところを見せていたので、追い出すのをぎりぎりまで待ちました。現時点では折り合い面や、有り余るスピードから、短い距離の方が良さそうです」と楽勝劇を演じたパートナーの距離適性に言及していた。

★２７日阪神６Ｒ「２歳新馬」の着順＆払戻金はこちら

この記事はいかがでしたか？

 (0)