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26日の阪神9Rききょうステークス(2歳オープン、芝1400メートル)は、クリストフ・ルメール騎手騎乗の2番人気シャドウアプローチ(牡、栗東・須貝尚介厩舎)がゴール前3頭の争いから抜け出してV。2連勝でオープン初勝利を飾った。タイムは1分22秒9(良)。
スタート前に前売りで1番人気に推されていたヒルトンヘッドが競走除外になるアクシデント。9頭立てとなった一戦は、タンギモウジアが好スタートから先行策に出る。ゼットフーリが2番手につけたが、レース中盤からはマテラアリオンが2番手に上がり、さらにスズカプリズムも好位へ進出。ゼットフーリはその内側に控えた。ヒルトンヘッドの除外によって1番人気に推されたエスティタートはスタートで立ち遅れ、後方2番手からの競馬。タンギモウジアはマイペースに持ち込み、特に競られることもないまま直線を迎える。粘るタンギモウジアに並びかけてきたのは、中団を追走していたシャドウアプローチ。さらに大外からエスティタートも末脚を伸ばしてこの争いに加わる。ゴール前はこの3頭による叩き合いとなったが、最後はわずかに真ん中のシャドウアプローチが抜け出してV。7月函館の未勝利戦以来となった実戦で、見事にオープン勝ちを果たした。アタマ差の2着がエスティタート。さらにクビ差の3着が7番人気のタンギモウジアだった。
シャドウアプローチは、父ジャングルポケット、母マルカアイチャン、母の父フレンチデピュティという血統。通算成績は3戦2勝となった。
ルメール騎手は「ゲートはあまり速くなく、後ろからのポジションになりましたが、道中はリラックスして走れていました。ペースも決して向いたわけではありませんが、長く脚を使ってくれたし、距離はマイルぐらいでも問題ないと思います」とさらなる距離延長にも対応できるという見解を示していた。
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