競馬ニュース > 記事
今週から灼熱の新潟開催がスタートする。29日のメーンはサマースプリントシリーズ第3戦、越後名物の千直「第18回アイビスSD」。極限のスピード比べに快速自慢が顔をそろえた。昨年3着のレジーナフォルテが一段とパワーアップ。今年こそ頂点を目指す。
陽炎揺らめく直線に、旬を迎えたレジーナフォルテが舞い降りる。前走・テレビユー福島賞はコースレコードに0秒1差の快勝。一発で再度のOP入りを決めた。「力をつけています。前が引っ張ってくれたのもありますが、時計は良かった。勝ったことで、今回に向けて除外の心配なく調整できるのは大きい」と、佐藤調教師も力が入る。
先週19日のWコースは大外から5F72秒8、ラスト1F12秒7。時計は遅いが、軽快な身のこなしが目立った。「しまい重点で悪くない動きでした。夏負けもなく状態はいいですよ。体も短距離馬らしく、しっかりしてきました」と、指揮官は成長ぶりに目を細める。
千直は2歳時にレコードで勝ち、昨年のアイビスSDで0秒2差3着。2走前の韋駄天Sは12着と大敗したが、内めの枠や時計を要する馬場がこたえたか。前走からしても、開幕週の馬場で小細工なしのタイム勝負は望むところだ。
「やはり良馬場のほうがいい。この条件は合うので、あとは枠順。内枠だとどうしてもテンに脚を使わされてしまう。真ん中より外めなら楽しみです」。過去10年で“夏に強い牝馬”が6勝・2着3回のレース傾向も心強い。馬名はイタリア語で『強い女王』。勝ってサマー王座を狙う。(夕刊フジ)
★アイビスサマーダッシュの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載