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東京芝マイルの新馬戦を人気に応えて好時計で4馬身差の圧勝。その時点でクラシック候補との声も上がったアプリコットフィズは、2カ月ぶりの実戦。「大事に使いたかったので、ここまで待った」(小島太師)というのが間隔を開けた理由だが、不安のかけらもない動きで好仕上がりをアピールした。
坂路単走でテンにゆっくりと入ったが、軽く仕掛けられただけでラスト1ハロン11秒9(4ハロン53秒3)。「線の細い馬だが、セーブせずにきっちり乗り込んできた。前走(430キロ)より少し体重は減ると思うが、力は出せると信じている」とトレーナー。伯父にマンハッタンカフェ(菊花賞、有馬記念、天皇賞・春)、近親にブエナビスタがいる良血。血統面での魅力を聞かれた同師は「それだけの力を秘めているはず。相手は強くなるが、楽しみの方が大きい」とヤル気を見せた。
(水戸正晴)