西の舞台は中京へ。７月２日はサマースプリントシリーズ第２戦「第５３回ＣＢＣ賞」（ＧＩＩＩ、芝１２００メートル）が行われる。中心は３月に夕刊フジ賞オーシャンＳを制したメラグラーナ。道悪で１０着と大敗した高松宮記念からの巻き返しを狙っている。

　ラピスラズリＳ→オーシャンＳを連勝し、高松宮記念も３番人気となったが、大敵となったのが重い馬場。「敗因は道悪に尽きる。スタートで後手を踏んで、道中はまったく踏ん張りが利かなかった」（名倉助手）と、手の打ちようがない惨敗だった。

　そのあとは間隔を十分に空けて立て直され、先週のＣＷコースの動きも６Ｆ８３秒５、ラスト１Ｆ１３秒０とこの馬なりに上々。暴風雨のなか、不良馬場だっただけに時計が遅いのは納得済み。最後まで脚取りが乱れなかったあたりに、状態の良さが見て取れた。

　「順調に調教を消化して、しっかりと筋肉がついてきた。いい馬場で走らせたいから、開幕週の馬場は何よりだね。今度は何とか良馬場でやりたいね」と名倉助手。

　中京６Ｆは昨年の夏に１０００万下・フィリピンＴを勝っており、鞍上は先週８勝と波に乗る戸崎騎手。この夏でしっかり、スプリント戦線の最前線に立ちたい。（夕刊フジ）

★ＣＢＣ賞の特別登録馬（想定騎手入り）はこちら　調教タイムも掲載

この記事はいかがでしたか？

 (3)