競馬ニュース > 記事
札幌記念4着のあと、函館競馬場を経て栗東TCへ。ハナズゴールの出張馬房での生活は1カ月半にも及ぶ。「馬も人もすっかり環境に慣れました」と野本助手。もっとも、熱発で前哨戦を回避したようにここまでの道のりは平坦ではなかった。
野本さんがローズSの前日、9月15日を振り返る。「(朝は)予定していた攻め馬を消化。でも、昼すぎに馬房に行くと熱が上がってげっそり。獣医さんに診てもらったら、腸炎からくる発熱だと。先を見据えた仕上げとはいえ、札幌記念から積み重ねてきたものが台無し。一からというより、マイナスからのスタートになりました」
徐々にカイバを戻しての調整ながら、8日に坂路で1F12秒6のフィニッシュ。持ち前の瞬発力を確かめた。
「落ちた筋肉を戻しながらですからね。あすの追い切りで、力を出せるところまでには何とか」と野本さん。ここへきてようやく前向きになれたが、それでも「無事が一番」と。札幌、函館、栗東と出張先で生活をともにしてきた者の本音かもしれない。(夕刊フジ 南)
![](/common/img/timeline/thumb-up.png)
-
(退会ユーザー)