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ディセンバーSを快勝して勢いに乗るナカヤマナイトが、Wコースで熱のこもったデモンストレーションを披露した。
柴田善騎手を背に、僚馬アストレーション(牡6、1600万下)、エイブルサクセス(牡4、1000万下)を10馬身以上後方から追いかける。徐々に差を詰めて4コーナーで最内に入り、2頭と併入。5ハロン64秒9、3ハロン36秒1-13秒2をマークし、ゴールを過ぎても鞍上のムチが入るハードな内容だった。
「重いと聞いていたので最後までステッキを使ってしっかりやった。前走よりいい感じ」と柴田善騎手が好感触を伝えれば、二ノ宮調教師も「時計はこんなもの。確実によくなっている」と満足げにうなずく。
共同通信杯を勝ち、皐月賞5着、ダービー4着の実力馬は、ナカヤマフェスタに帯同した昨秋のフランス遠征でパワーアップ。「以前はウッドで動かなかったが、最近はこなせる。シャンティーのタフなコースでやってきたから」と主戦騎手はナイトの成長を実感している。
3戦2勝の中山で2度目の重賞Vを飾り、GI獲りへ名乗りをあげる。 (森田実)