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東西トレセンで29日、天皇賞の追い切りが行われた。
ポリトラックコースの5ハロン標識手前から追い切りに入ったジャガーメイルは、すぐさまスピードに乗る。単走ながら、力強いフットワークで直線はステッキが一発。一直線にゴールを駆け抜けて5ハロン63秒2、37秒4-12秒0を叩き出した。文句なしの“S”評価だ。
「そんなにやった感じはなかったんですが…。感覚が狂いましたね。まさかそんなに速い時計が出ているとは…」
手綱を取った石橋脩騎手(実戦は安藤勝騎手)も思わず驚く好時計。久々の実戦に備えた最終調整として、強いインパクトを与えた。「ステッキを入れて反応を確かめましたが、息遣いも良かったですね。まだ1、2段階上に行ける馬ですが、弱いところも払拭されてきました」と堀調教師は良化を認める。未知の魅力を放つ関東馬が披露した絶好の追い切り。重賞初Vを大金星で飾る可能性も十分にありそうだ。(黒田栄一郎)
天皇賞・春の出走予定馬