１２月２４日（木）の園田競馬１０Ｒ、第１５回兵庫ゴールドトロフィー（交流ＧＩＩＩ、３歳以上オープン、選定馬、ハンデ、ダート１４００メートル、ラブバレット出走取消で１１頭立て、１着賞金＝２１００万円）は、戸崎圭太騎手騎乗で１番人気のレーザーバレット（美浦・萩原清厩舎）が中団追走から差し切ってＶ。タイムは１分２６秒０（不良）。創設以来ＪＲＡ所属馬が勝ち続けていたが、今年もレーザーバレットが勝って連勝を「１５」に伸ばしている。

　３／４馬身差の２着にはトップハンデ５９．５キロを背負った３番人気ドリームバレンチノ。さらに１馬身半差の３着に、元兵庫所属で現在はホッカイドウ競馬所属の４番人気ポアゾンブラックが入っている。

　勝った戸崎圭太騎手は「思ったより後ろの位置取りになってヒヤヒヤしましたが、囲まれても馬は怯むところもなくすばらしい脚で伸びてくれました。１２００メートルでは置かれてしまいますが、１４００メートルならどこからでも競馬ができます。７歳ですが、まだこれだけの末脚をみせられますし、これからも楽しみです」とコメント。３つある兵庫の交流重賞（兵庫チャンピオンシップ、兵庫ジュニアグランプリ、兵庫ゴールドトロフィー）をすべて制したことについては「いい馬に乗せてもらえている結果です」と笑顔をみせた。最後には「中央では有馬記念がありますが、地方競馬は年末まで熱い戦いが行われますので、応援してください」と元大井所属のジョッキーだけに、地方競馬のアピールも忘れなかった。

　兵庫ゴールドトロフィーの勝ち馬レーザーバレットは、父ブライアンズタイム、母コンプリカーター、母の父Ｍｒ．Ｐｒｏｓｐｅｃｔｏｒという血統。鹿毛の牡７歳。北海道新冠町・ノースヒルズマネジメントの生産馬で、前田葉子氏の所有馬。通算成績は２４戦９勝（うち海外１戦０勝、地方５戦２勝）。重賞は２０１５年交流ＧＩＩＩ・オーバルスプリントに次いで２勝目。萩原清調教師、戸崎圭太騎手ともに兵庫ゴールドトロフィーは初優勝。

　なお、岩手のラブバレットは左後肢挫跖のため出走取り消しとなっている。

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