桜花賞の『トレセン特選マイク』は、チューリップ賞を快勝したスウィープフィートの手綱を取る武豊騎手（５５）＝栗・フリー。このレース歴代最多の５勝を挙げているが、勝てば２０年ぶり。待望の６勝目へ、意気込みを語った。

──初騎乗だった前走のチューリップ賞を快勝

「レース前に調教に乗せてもらって、すごくいい動きをしていたので楽しみにしていたというか、桜花賞出走の権利を取れればいいなという気持ちでした」

──レースでの乗り心地は


「スタートは思っていた通り遅かったけど、道中は折り合いがついて、最後の直線でどれだけ脚を使えるかなと思っていましたが、追い出したら反応がすごく良くて、思った以上の瞬発力を持っていましたね。あっという間に先頭に立ったので、最後はちょっと止まり気味でしたけど、直線に向いたときの脚はすごかったです」

──能力を感じる部分

「粗削りというか難しいところもあると思いますが、瞬発力はかなりいいものを持っている。ただ、前回はメンバーに少し恵まれたかなというところはありますし、今回はメンバーのレベルが一気にアップしますからね。そのあたり（がどうか）だと思います」

──今年のレベル

「強い馬がたくさんいる感じです。桜花賞馬になっておかしくない馬が、何頭もいるんじゃないかと思います」

──調教とレースの違いは

「もっとテンションが上がるかなと思っていましたが、思っていたよりは返し馬にいったあと落ち着いてくれて。ゲートも練習はかなりしていたみたいなので、聞いていたより暴れたりはしなかったです。ゲートの中は好きではないですね」

──口向きの部分


「ずっと乗っていた永島騎手からもいろいろと聞きました。デビュー当初はかなり難しかったみたいですが、『だんだん解消してきました』と言っていた通り、それほど気にしなくても良かったです」

──陣営との会話

「『順調ですよ』というのはずっと聞いていましたし、いい感じでここまで来ましたということは（聞いています）」

──クラシックシーズンの到来

「競馬関係者はクラシックシーズンは毎年、ワクワクするし、こうして有力馬の１頭で出られるのはすごくうれしいですね」

──桜花賞最多の５勝も勝てば２０年ぶり

「『そういえばしばらく勝っていないな』という感じですね」

──桜花賞のイメージ


「僕自身も好きなレースですし、今回、チャンスのある馬で出られるので当然、厳しいレースにはなるとは思いますが、久しぶりに勝ちたいなという気持ちはありますね」

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