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5月21日の新潟11R・韋駄天ステークス(4歳以上オープン、芝・直線1000メートル、ハンデ、16頭立て)は、6番人気で西塚洸二騎手とコンビを組んだハンデ52キロのメディーヴァル(牡5歳、栗東・寺島良厩舎)がゴール前で鋭く伸びてV。タイムは56秒5(良)。
1/2馬身差の2着は最内枠から徐々に外へ進路を取ったファイアダンサー(9番人気)。さらにハナ差の3着には好位から伸びて一旦先頭に立ったトキメキ(4番人気)が入った。
マウンテンムスメが内ラチ沿いに進路を取り、外からはスティクス、シンシティといった人気馬に加えてスマイルミュも先手争い。その後ろにトキメキ、ハーモニーマゼランなどが続いた。しかし、レース終盤になると先行馬の脚いろが軒並み鈍り、トキメキが先頭をうかがう。それも一瞬で、あっという間に伸びてきたのが格上挑戦のメディーヴァル。鮮やかに差し切り、2020年8月の新馬戦(5着)以来、2年9カ月ぶりの芝レースで金星を挙げた。デビュー2年目の西塚洸二騎手は、うれしい特別レース初Vがオープン初勝利となった。
◆西塚洸二騎手(1着 メディーヴァル)「馬自身は千直競馬が初めてで、久々の芝でしたが、ゲートセンスが良く、いいポジションを取れました。最後はなかなか進路があきませんでしたが、あいてから素晴らしい脚を使ってくれました。能力があるし、今後が楽しみです」
韋駄天Sを制したメディーヴァルは、父アジアエクスプレス、母メジェルダ、母の父ディープインパクトという血統。通算成績は24戦4勝となった。