ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察！今回はフローラＳ・馬場の有利不利、教えます！ をお届けします！


土曜日の東京芝のレース結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。

東京競馬場はAコース開催の開幕週。月曜日に雨量計で観測されない降水があった程度で、その後の降雨はゼロ。芝および路盤の状態は至って良好。土曜日の芝コースは、終日良馬場（JRA発表）でレースが行われた。

JRA測定の土曜日朝のクッション値は9.2の標準。含水率はゴール前が14.1%で、4角は13.0%。1回開催終了後にエアレーション作業を実施。また、水曜日から連日施した散水、それに金曜日夜から翌朝にかけての湿度が高い環境も重なり、ソフトな馬場状態となっていたようだ。


そうなると時計は遅くなりそうなものだが、芝1400mで行われた10R・晩春Ｓ（4歳以上3勝クラス）の決着タイムは1分20秒2と、悪くない水準。芝競走5鞍の勝ち馬はいずれも、上がり3ハロン33秒台でフィニッシュしている。測定値以上に軽めの走りやすいコンディションとみて差し支えない。

土曜日の芝競走5鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は14、2、9、3、15番手。1着全馬が上がり3ハロン2位以内をマーク、上がり3ハロン1～2位馬は【5.3.3.1】と末脚の要求度がかなり高い状況。早めに仕掛けた馬たちが内めから押し切りを図るところに、ゴール前で待機勢が捕える、という場面が目立つ。

枠順に関しては、中～外が優勢。3着以内に入った15頭中13頭が4枠より外。1～3枠から馬券に絡んだのは、8頭立てのレースにおける2頭のみとなっている。少なくとも、内枠の逃げ・先行型が幅を利かせるコンディションではない。

日曜日は雲の多い天気になる見通し。ただ、予報通りであれば雨が降ったとしても、量はそれほどでもなさそう（23日8時の時点）。馬場に深刻な影響を与えるほどではないものと思われる。突発的な大雨でもない限り、土曜日の傾向を踏襲する可能性は高いだろう。

となれば、優先すべきは末脚のしっかりしたタイプ。殊に無理なく加速可能な位置からスムーズに進出する馬が有利という捉え方がベター。それゆえ前日に引き続き、中～外枠が優位に働くことも考えられる。従って、4～8枠に対する意識を強めたほうがよさそうだ。

そのなかでも、速い上がりが出やすいコンディションであることを考慮して、前走で上がり3ハロン34秒5以下を記録、かつ着順が1着もしくはタイム差0秒3以内と善戦した馬を重視したい。

今回の出走馬で要点（4～8枠＋前走内容）を満たしているのは、⑥キミノナハマリア、⑪ドゥムーラン、⑫ティファニードンナ、⑭イングランドアイズ。よって当欄では、この4頭をフローラＳの連軸候補として推奨する。


【馬場予想からの注目馬】
⑥キミノナハマリア　⑪ドゥムーラン　⑫ティファニードンナ　⑭イングランドアイズ

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