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1月15日の中山10R・ジャニュアリーステークス(4歳以上オープン、ダート1200メートル、別定、11頭立て)は、2番人気で田辺裕信騎手とコンビを組んだアティード(牡5歳、美浦・加藤士津八厩舎)が好位追走からゴール寸前で差し切ってV。オープン初勝利を挙げた。タイムは1分10秒0(良)。
3/4馬身差の2着は2番手からしぶとく伸びたサイクロトロン(9番人気)。さらにクビ差の3着には逃げた1番人気のハコダテブショウが入った。
人気のハコダテブショウはややゲートで遅れる形となったが、巻き返して先頭に立つ。サイクロトロンが2番手に続き、カイアワセ、アティード、アヌラーダプラなどが好位集団を形成した。ハコダテブショウはスムーズに逃げて粘り込みを図ったが、ゴール寸前で脚が上がり、一完歩ずつ差を詰めたアティードが差し切ってV。つれて伸びた伏兵サイクロトロンが2着に食い込み、ハコダテブショウはスナークダヴィンチの猛追を振り切って3着死守が精いっぱいだった。
◆田辺裕信騎手(1着 アティード)「ハコダテブショウがどんなペースで逃げるかがポイントだと思っていたが、予想していたよりも流れが落ち着きました。この馬もいつもよりゲートを出てくれたこともあって、いい位置で脚をためることができました。そのぶん、直線ではしっかりと伸びてくれた」
ジャニュアリーSを制したアティードは、父サウスヴィグラス、母ロックフォーティ、母の父ロックオブジブラルタルという血統。通算成績は19戦6勝(うち地方11戦3勝)となった。