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「第74回阪神JF」は上位伯仲の様相で、札幌2歳S勝ちのドゥーラ陣営も虎視眈々と2歳女王の座を狙っている。手綱を取る斎藤新(あらた)騎手(21)にとってはGⅠ初制覇のビッグチャンス。その口調にも自ずと力がこもってきた。
――未勝利戦を勝ち上がって臨んだ前走の札幌2歳Sで重賞初制覇
「デビューから乗っているが、一戦ごとにレース内容が良くなっている。前走は上がり最速だったし、リラックスして走れていた」
――今回は3カ月ぶり。調教の感触は
「2週前から追い切りに乗り、1週前は馬体の張りが良くなっていたのでしっかり追った。最終追い切りは息づかいと体の使い方が良化。休み明けの心配はない。馬体がひと回り大きくなっているし、体つきも大人びてきた。筋肉がついて成長を感じる」
――1800メートルを3戦し、今回はマイル戦
「スタートセンスがいいし、ワンターンで外回りのマイルはこなせると思う。跳びが大きいのでリズムを崩してまでポジションを取りにいこうとは思わない。位置取りより、走りやすいところで走らせたい。いかにリズム良く運べるか」
――ジョッキーにとってもGⅠ初制覇がかかる
「この秋は若手ジョッキーが初のGⅠ制覇を飾っているし、同期の活躍も刺激になっている。自分もGⅠタイトルを獲りたいですね」(夕刊フジ)