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ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回は毎日王冠・馬場の有利不利、教えます! をお届けします!
土曜日の東京芝のレース結果、近年の毎日王冠の結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
金曜日に降った雨の影響で、土曜日の芝コースは稍重(JRA発表)でスタート。当日の降雨はなく、昼前には良(JRA発表)に回復した。10月の東京開催は夏を挟み、前開催から最も長くインターバルが取れる開催。それも開幕初日とあって立ち直りが早い。
土曜日施行の芝競走6鞍を振り返ると、枠順の有利不利は少ない印象。6鞍中3鞍で7~8枠馬が勝利を収めており、これだけを捉えれば外枠主導のようにも感じる。だが、3着以内でみると6~8枠の5頭に対し、1~3枠は6頭。後者が上回っており、外有利とは言い難い。フラットとみるのが正解のように思える。
脚質面に視点を移すと、1着馬の最終4角通過順位は7、2、2、10、12、2番手。一見すると偏りがないように思えるが、勝ち馬6頭はいずれも上がり3ハロン2位以内でのフィニッシュ。上がり3ハロン最速馬は【5.0.0.1】の好パフォーマンスを示している。末脚の要求度が高い馬場と捉えるべきだろう。
日曜日の予報は下り坂で微妙な空模様。ただ、予報通りであれば降り出しが早まったとしても、開催中の雨量はそれほどでもなさそう(9日7時の時点)で、馬場バイアスに極端な変化が出るとは思えない。突発的な大雨でもない限りは、土曜日と似たような傾向に落ち着く可能性も十分に考えられる。
また、近年の毎日王冠は上がり3ハロン1位をマークした馬が目下3連勝中。2016年から6年連続で2着連対圏を確保している。このレースに限ると、位置取りやコース取りを問わず、末脚のスピードに優れた馬が好結果を得る傾向が非常に強い。
その点を踏まえると、枠順よりも鋭い決め脚を備えているかどうかのほうが重要。となれば、優先すべきは近走で上位の上がり3ハロンタイムを記録している馬だろう。そのなかでも、近2走内に上がり3ハロン最速をマークしている馬に注目したい。
今回の出走メンバーで、要点(近2走内に上がり3ハロン最速)を満たしているのは、④ダノンザキッド、⑦キングストンボーイ、⑨ジャスティンカフェ。よって当欄では、これら3頭を注目株として推奨する。
【馬場予想からの注目馬】
④ダノンザキッド ⑦キングストンボーイ ⑨ジャスティンカフェ