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「第72回安田記念」は次世代のマイル王を決める一戦。なかでも最大の上がり馬が目下4連勝中のソウルラッシュだ。マイラーズCで豪快な差し切り勝ちを決め、本格化を迎えた逸材が一気に頂点へと駆け上がるか。池江泰寿調教師(53)の言葉にも力がこもってきた。
――重賞初挑戦のマイラーズCを見事に差し切り、一気の4連勝
「出負けして後方。追い込みの利きづらい馬場とペースだったので厳しい競馬になるなと思っていたら、直線で胸のすくような末脚を発揮してくれた。能力の高さを改めて認識した」
――この中間は
「リフレッシュ放牧から帰厩したあとは2週前、先週と浜中騎手に乗ってもらい、CWコースで負荷をかけた」
――最終追い切りは坂路で単走
「先週の時点で仕上がっているので馬なり。前走もいいデキだったが、同じような状態に持ってこられた」
――4連勝の要因は
「もともとポテンシャルが高く、2000メートルで新馬戦を勝ったのでクラシック路線に乗せたいという思いがあり、長いところを使っていた。ただ、そのころは体質が弱く、しっかり動けなかった。ようやく昨秋になってそのあたりが解消。体質が強くなり、適性のあったマイルへ。ジョッキーとのコンビネーションの良さも加わり、この成績につながった」
――一気にビッグタイトル奪取の期待がかかる
「前走こそ出遅れたが、テン良し、中良し、しまい良しのセンスの塊。クラシック路線に進めると思ったが、期待を裏切ってしまった。ただ、そんな苦しい時期でもGⅠを狙える器だと思っていたからね」(夕刊フジ)