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【プリンシパルS】ダノンエアズロックが日本ダービーの最終切符を獲得

ジョアン・モレイラ(40)騎乗で1番人気のダノンエアズロック(美・堀、牡、父モーリス)が直線で抜け出し、日本ダービーの優先出走権を獲得した。2着は4番人気のメリオーレム



逸材が最終切符をつかんだ。初黒星の弥生賞ディープインパクト記念(7着)から12キロ馬体を絞って臨んだ背水の陣。手綱が戻ったモレイラ騎手のアシストに応え、ダノンエアズロックが大一番のゲートに滑り込んだ。

「思ったよりうまくいきました。本当は外枠(⑬番)が心配だったけど、とてもいいスタートを切れたことで逆にいいポジションが取れた」

この日5勝目、8Rから4連勝となった腕達者が笑顔をふりまく。好発から好位を奪い、道中少し位置を下げて息を入れたレースぶりはザ・優等生。ダービー候補筆頭と言われた2歳時の輝きを一発で取り戻した。

「この馬はまだフルポテンシャルを出していない。距離は問題ない、というより2400メートルのほうがさらに能力を見せてくれる」。名手に太鼓判を押された好素材が祭典最大の惑星となる。(内海裕介)

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