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16日の札幌5R2歳新馬(芝1800メートル)は、菱田裕二騎手騎乗の1番人気アラバスター(牡、栗東・松田博資厩舎)が好位追走から直線で抜け出して快勝した。タイムは1分52秒7(良)。
ニシノハートマークが好スタートを切ったが、1コーナーでダノンエールが先頭を奪う。ニシノハートマークは2番手に控え、その後ろに内からブレイドフォース、そして外に人気のアラバスター。さらにメイショウアンカーが続いた。淡々とした流れになるが、4コーナー手前で後続も差を詰め、アラバスターは外から先頭に並びかける。抜け出しを図るアラバスターの外からメイショウアンカーも馬体を併せてかわしにかかるが、アラバスターはゴーサインが出るとグイッとひと伸び。パドックでは馬っ気を出すなど幼さものぞかせていた良血馬だったが、レースでは大人びた内容であっさりと押し切り、人気に応えた。1馬身1/2差の2着は2番人気のメイショウアンカー。さらにハナ差の3着には大外から鋭く伸びた5番人気のヨカグラが入っている。
アラバスターは、父ハービンジャー、母レーヴディソール、母の父アグネスタキオンという血統。母はGI阪神ジュベナイルフィリーズの勝ち馬。おじアプレザンレーヴ、レーヴミストラルはともにGII青葉賞の勝ち馬。
菱田騎手は「道中はフワフワしながらの競馬だったので、早めに仕掛けていきました。(メイショウと)体を併せたら、もう1回伸びてくれましたね。勝たないといけない一戦だったので、勝ててよかったです」と人気に応えてホッとした口ぶりだった。
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