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20日の阪神11Rリゲルステークス(3歳上オープン、芝1600メートル)は、武豊騎手騎乗の5番人気アーデント(牡5歳、美浦・加藤征弘厩舎)が3コーナーで一気に先頭を奪い、そのまま押し切ってV。2歳時のいちょうS以来、久々のオープン勝ちを果たした。タイムは1分36秒8(不良)。
押し出されるようにコスモソーンパークが先頭に立ち、サクラアルディートが2番手に控える。しかし、出遅れ気味だったアーデントが外から一気に加速。3コーナー手前で先頭を奪う。平地のオープンには珍しく、9頭がほぼ縦一列となって縦長の展開。人気のレッドアリオンは最後方からのレースとなったが、馬場を苦にしたのか全く伸びない。結局、前に行った2頭がそのまま押し切る“行った行った”の決着。アーデントが最後まで抜かせることなく、久々のオープン勝ちを果たした。2着も3番人気のコスモソーンパークで、関東馬のワンツーフィニッシュ。3馬身差の3着が6番人気のサクラアルディートだった。
アーデントは、父ディープインパクト、母グレイトフィーヴァー、母の父Kaldounという血統。通算成績は23戦5勝となった。
武豊騎手は「以前に道悪で勝ったイメージがあったので、きょうはこういうレースを狙っていました。スタートはひと息でしたが、外枠だったのでスムーズに上がっていけました。気分良く走れればラストまで脚を使ってくれる馬ですね」と狙いすましての作戦勝ちに、してやったりの口ぶりだった。
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