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6日の中山9R寒竹賞(3歳500万下、芝2000メートル)は、グレゴリー・ブノワ騎手騎乗の8番人気バウンスシャッセ(牝、美浦・藤沢和雄厩舎)が好位から差し切って快勝した。タイムは2分0秒8(良)。
最内からホルボッシュが先手を取り、サニーデイズが2番手。さらにハイアーレート、マイネオーラムが続き、人気のブルーフラッシュは中団の外を追走した。中盤に流れが落ち着いたところで後方待機のレッドオラシオンが外から仕掛けて2番手まで並びかけ、馬群が凝縮する形で4コーナーを迎える。軽快に飛ばすホルボッシュが粘り込みを図るところへ、スムーズに外に持ち出したバウンスシャッセが迫って、藤沢和厩舎同士の叩き合い。最後は勢いに勝るバウンスシャッセが抜け出し、新馬戦以来となる勝ち星をマークした。1馬身1/2差の2着が4番人気のホルボッシュ。さらに1馬身1/4差の3着が2番人気のダノンアンビシャスだった。
バウンスシャッセは、父ゼンノロブロイ、母リッチダンサー、母の父Hallingという血統。通算成績は4戦2勝となった。
今回の来日初勝利となったブノワ騎手は「レース前に聞いていたとおり、狭いところに入ると気にする面を見せていたけど、距離が延びたぶん、ゆったりと走れたのがよかったんじゃないかな。適性が生きたと思うし、完勝だったね」と人気薄での快勝に笑みを浮かべていた。
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