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第15回東京ジャンプステークス(22日、東京8R、J・GIII、障害3歳上オープン(混)、別定、3110メートル=直線芝、1着本賞金2800万円=出走14頭)2番手を進んだ4番人気のアポロマーベリックが、直線で逃げた1番人気のスナークスペインとの一騎打ちに競り勝ってV、重賞初制覇を成し遂げた。タイム3分27秒9(稍重)。草野太郎騎手も、2007年のデビューから7年目で重賞初勝利となった。
最終障害を飛んだアポロマーベリックに草野太郎騎手の渾身の左ムチが飛んだ。スナークスペインとの叩き合いをゴール前で制し、あこがれの重賞のトップゴール。ジョッキーは左手で愛馬の首筋をポンと叩いてねぎらった。
「手応えが良すぎて最後の障害は突っ込んでしまいましたが、よく差し切ってくれました。まだ4歳。これからも楽しみ」と草野騎手は初の重賞タイトルを自身にもたらしたアポロマーベリックと、秋のさらなる飛躍を楽しみにしている様子だった。
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■アポロマーベリック 父アポロキングダム、母オメガファスター、母の父シアトリカル。鹿毛の牡4歳。美浦・堀井雅広厩舎所属。北海道日高町・藤本友則氏の生産馬で、馬主はアポロサラブレッドクラブ。戦績17戦4勝(うち障害4戦2勝)。獲得賞金5269万7000円(うち障害3849万7000円)。重賞初勝利。東京ジャンプSは堀井雅広調教師、草野太郎騎手ともに初勝利。
◆小坂忠士騎手(スナークスペイン2着)「スムーズに行けたし、最後もバテてないんですが、相手がいい脚を使いました」
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