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デビュー3連勝で重賞初制覇を狙うダノンエアズロックが、好気配を漂わせた。美浦Wコースでサイルーン(2勝)を追いかけ、馬なりながら抜群の切れ味を発揮。5ハロン64秒8-11秒4の好時計で併入し、最高の調教評価『S』を獲得した。
3週連続で追い切りに騎乗したキング騎手は「しまいの反応を確かめる程度でしたが、馬がリラックスできていたのでスムーズに微調整を行えました。数回乗って仕上がりは良くなっています」とジャッジ。堀調教師も「内に併せて余力でこなせた。スムーズに加速して無理せず速いラップを出せたし、DDSP(喉の疾患)の症状も出なかった」と順調な仕上がりを伝えた。のちのGⅠ馬レガレイラ(3着)を完封したアイビーSから約4カ月。馬体はさらにパワーアップしている。
短期免許最終週の鞍上は「注目馬なので結果を残して期待に応えたい」と意気込みを語った。今年重賞2勝と輝きを放つ才媛に導かれ、無傷でクラシックへ駒を進める。(山口遥暉)