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マイルCSの『トレセン特選マイク』は、富士Sを勝ったナミュールを管理する高野友和調教師(47)=栗東=。重賞2勝目を挙げて勢いに乗る4歳牝馬の充実ぶりや意気込みを語った。
──秋初戦の富士S(1着)を振り返って
「いい状態で東京競馬場に行けました。スタートも悪くなく、道中も折り合い、直線も狭いスペースを割ってこられました。最後の伸びも良く、いうことのない競馬でした」
──8日の1週前追い切りは栗東坂路で4ハロン55秒8─12秒0をマーク
「内容は素晴らしかったと思います。やればやるだけ動くので、整える感じでいいと。全体時計はゆっくりですけど、いうことのない追い切りでした」
──4歳秋を迎えての成長は
「2、3歳の春は馬体の維持に相当気を使いながらの調整でしたが、体力がついてきて、その心配がなくなりました。4歳秋になるとすごい馬になるんじゃないかと思っていました。結果を出せる時期になってきていると思います」
──適性距離はマイルか
「僕としてはオークス(3着)の2400メートルでも走れていますし、距離のレンジは大きいと思います。ただ(全4勝が)マイルなので問題ないでしょう」
──GⅠ初制覇へ意気込みを
「GⅠを数多く使わせてもらっていますけども、まだ勝てていません。1着というピースを取りにいかないといけないと思っています。期待していただいて結構です」
★力強い脚取りで上積み十分
ナミュールは栗東坂路で単走。馬なりながら力強いフットワークで4ハロン58秒4─12秒2で駆け上がった。全体時計は遅めだが、高野調教師は「体はできているので、整えながら。最後は指示に従って反応ができるかを確認しました。乗り手の感触も良く、上積みもあります」とうなずいた。京都芝1600メートルは初めてだが「乗りやすいのでコースは心配していません」と問題なしを強調した。