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今週の小倉サマージャンプで石神深一騎手(40)=美・フリー=が前人未到の大記録に挑む。アサクサゲンキとのコンビで勝てば、史上初の障害重賞完全制覇&全〝7場〟障害重賞V。記録ずくめの一戦に注目だ。
歴代最多の障害重賞22勝を挙げる名手が大記録にチャレンジする。
石神騎手は、小倉サマージャンプを勝てば現在施行されている障害重賞10競走を史上初の完全制覇。また、開催場の変更により、通常は障害重賞がない中京でも勝っているため、これまた史上初の〝7場〟障害重賞Vの偉業も懸かる。「この記録はなかなか作れませんからね。どれだけ難しいかは、障害騎手ならみんなわかっていると思います。小倉は年に1回のチャンス。逃さないようにしたいし、すごく楽しみです」と目を輝かせる。
コンビを組むのはアサクサゲンキ。昨年のこのレースV(熊沢騎手)を含め、小倉の障害戦では【3・1・0・0】と無類の強さを誇る。初騎乗のうえに休み明けだった前走の新潟JSは5着に終わったが、「厩舎のスタッフからは叩いた方がいいと聞いているので状態は上がってくると思います。意外にコントロールの利くタイプですね。小倉とは相性がいいイメージですし、期待したいです」と腕まくり。26日には現地でスクーリングを行って万全を期す予定だ。栄光へのジャンプを鮮やかに決めてみせる。