『ＪＲＡホームページ』内の人気コンテンツ「今週の注目レース」でお馴染みの伊吹雅也が、今週末のメインレースをいち早く分析！　膨大な予想ファクターの中から、レースの「本質」が表れている最重要データ１点をピックアップします。阪急杯、中山記念の２重賞は、それぞれ枠順や脚質に注目してみましょう！

▼２月２７日（土）阪神１１Ｒ　アーリントンカップ
【父系別成績（2000年以降）】
●父か母の父がロベルト系種牡馬　〔５・２・２・５〕（複勝率64.3％）
●父も母の父もロベルト系種牡馬以外　〔５・８・８・１０２〕（複勝率17.1％）
→ロベルト系が大暴れしているレース。特別登録を行った馬のうち、父か母の父がロベルト系種牡馬なのはダノンハラショー、ドビュッシー、ヒットジャポット、マカニビスティー、ムーンテンダー、メイショウウズシオ、ルクソールシチーの７頭です。

▼２月２８日（日）阪神１１Ｒ　阪急杯
【枠番別成績（2007年以降）】
●１～３枠　〔４・１・３・１０〕（複勝率44.4％）
●４～８枠　〔０・１・０・２９〕（複勝率3.3％）
→ここ３年は圧倒的に内枠優勢。開幕週のセオリー通り、コースロスがなさそうな馬を重視すべきでしょう。

▼２月２８日（日）中山１１Ｒ　中山記念
【14頭立て以上だった年における、前走の４コーナー通過順別成績（2000年以降）】
●４番手以内　〔１・１・２・２７〕（複勝率12.9％）
●５番手以下　〔５・５・４・４３〕（複勝率24.6％）
→先行争いが激しくなるのか、多頭数の年は差し馬の台頭が目立ちます。今年も前々でレースを進めたい馬が揃いそうですし、意外な逆転劇があるかもしれません。

■執筆者プロフィール
伊吹　雅也（いぶき・まさや）
『ＪＲＡホームページ』（http://www.jra.go.jp/）、『競馬王』(白夜書房)、『サラブレ』(エンターブレイン)、『POGの達人』(光文社)などで活躍中の若手競馬ライター。「競馬」や「レース」の本質を見抜く的確なデータ分析力に定評があり、現在は騎手と騎乗馬の相性をロジカルに分析する予想理論『ザ・カンフルジョッキー』で注目を集めている。

 (1)

シェアする