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ニシノラッシュはデビュー戦が「福島芝6F」で、父が「サクラバクシンオー」。字面だけを見ると“スプリンター印”のハンコを迷わずポンと押してしまいそうになる。ところが、陣営のジャッジは違った。
「抜け出してから遊び遊び。あのレースを見ても、距離は心配ないのかな」とは高木助手。もっとも、2Fの延長をさして怖れていないワケは違うところにあるのだが…。
それは兄2頭(ニシノヘリオス&ニシノエスペラント)との気性の違い、だ。同助手が説明してくれた。
「上の2頭も管理していたんだけど、ホントにうるさかった。その点、ラッシュは落ち着きがある。もちろん、少しは前向きな部分もあるが、それが走りに対していいほうに出ている。この馬が一番いい」
能力も確か。新馬戦の“0秒7差V”はメンバー中No.1の着差で、まして差がつきづらい6Fでのパフォーマンスなら、フロックとは片付けられない。腕達者・田辺騎手とのコンビ継続も心強い。レース後は勢いよく“マイラー印”を押すことになるかもしれない。
“究極の3連単”は1着にニシノ、2着に本格派の2頭、アヴニールマルシェとミュゼスルタンを据えた計12点。(夕刊フジ)
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