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《小倉》あえて新馬戦ではなく、未勝利戦の勝ち馬をMVPに選出したい。日曜の芝1200メートル戦を制したエーシンホワイティ(栗・松元茂、牡、父サクラバクシンオー、母ライジングサンデー、母の父サンデーサイレンス)は、従来の2歳コースレコードを0秒1更新する1分8秒0(良)をマーク。初戦はダートで人気を裏切る形(4着)になったが、福永騎手は「思った通り、芝で変わってくれました」と芝向きの素質を感じていた。それもそのはず、祖母は名牝タレンティドガール(87年エリザベス女王杯)で、配合的にも明らかに芝の短距離~マイル向き。着差はわずかクビだが、スタートで1馬身ほど出遅れたうえに、直線もやや窮屈なシーンがあった。これらを克服してのレコード勝ちは、文句なしのMVPだ。(黒田栄一郎)