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16日の阪神11R若葉S(3歳オープン、芝2000メートル、皐月賞トライアル=2着までに優先出走権)は、川田将雅騎手騎乗の7番人気レッドルーラー(牡、栗東・松田博資厩舎)が外から豪快に追い込んでV。タイムは2分0秒7(良)。2着クラウンレガーロとともにクラシックの切符を手に入れた。
大外一気の豪脚で、西からクラシックに名乗りを上げたのはレッドルーラー。7番人気の伏兵が、混戦の皐月賞戦線に躍り出た。
レースはマズルファイヤーの先行で幕を開ける。外からナリタパイレーツ、間からクラウンレガーロなども好位につけるが、かかり気味に外からメイケイペガスターが進出。場内もどよめいた。よどみない流れで直線に向くと、好位からクラウンレガーロが抜け出しを図るところに、その直後からサトノノブレスが迫る。しかし、その叩き合いをあざ笑うように、大外から1頭だけ違う脚いろで伸びてきたのがレッドルーラー。後方2番手でじっくりと脚をためていた人気薄のキングカメハメハ産駒が、川田騎手の叱咤に応じて豪快に突き抜けた。ここまで4戦2勝の戦績だが、敗れた2戦も0秒1差。叩き上げのキャリアを生かして、東上切符をもぎ取った。3/4馬身差の2着は9番人気の伏兵クラウンレガーロで、1馬身3/4差の3着には2番人気のサトノノブレスが入っている。
レッドルーラーは、父キングカメハメハ、母ガゼルロワイヤル、母の父Garde Royaleという血統。通算成績は5戦3勝となった。
川田騎手は「前半こそ進んで行かないけど、直線はすごくいい脚を使ってくれる。道中は乗りやすくて上手に走ってくれるし、2000メートルでも忙しいくらいだから距離は延びても問題ありません。今後が楽しみですね」と皐月賞やダービーに向けて期待を高めていた。
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