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ラジオNIKKEI賞(30日、福島、GIII、芝1800メートル)へ向け、500万下を快勝して勢いに乗るインプロヴァイズの追い切りが27日、美浦トレセンで行われた。僚馬2頭を追走し、直線で鋭い切れ味を見せて最先着。好仕上がりをアピールした。本番で騎乗する戸崎騎手は、昨年のこのレースを同じ堀宣行厩舎のファイナルフォームで制しており、連覇へ虎視眈々。
インプロヴァイズが朝一番の美浦Wコースで豪快デモ。重賞初制覇へ向けて万全の態勢をアピールした。
「スパッと抜け出すのは予定通り。しまいを確かめた程度ですが、鋭い脚を見せてくれました。状態はすごくいいです」
橋本調教助手が胸を張る。僚馬サトノテイオウ(牡3、500万下)とキネオメジャー(牡2新馬)を追いかけ、直線で内に入ると馬なりのまま一瞬で抜け出した。中キネオを3馬身、外サトノを2馬身半突き放し、4ハロン52秒6、ラスト1ハロン12秒6。抜群の反応を示すパートナーを、30日に福島でデビューするキネオの背から見た戸崎騎手は「いい感じですね」と満足そうだった。
昨年11月の東スポ杯2歳Sで、勝ち馬コディーノ(のちの皐月賞3着)からコンマ5秒差の3着と高い潜在能力の一端をのぞかせた大器は、続く小回り中山の葉牡丹賞では折り合いを欠いて9着。激しい気性がネックになっていたが、陣営は後方で脚をためる競馬を覚えさせ、前走の東京500万下はスローペースを最後方で折り合って直線で突き抜けた。
「前走はいいリズムで走れたし、直線でスゴイ反応をしてくれました。今回も折り合いがカギですが、福島でも動いてくれるイメージ。連覇はボクしかできませんから」
戸崎騎手の口調は力強く、昨年のファイナルフォームに続く勝利へ意欲満々。充実著しいインプロヴァイズでみちのくの夏を席巻する。 (森田実)
■最強タッグ 戸崎圭太騎手が挙げたJRA通算137勝のうち、堀宣行厩舎の所属馬で最多の21勝(次位は田村厩舎の10勝)をマーク。勝率23.6%、連対率40.4%と高いアベレージを誇る。まさに名コンビで、このうち重賞では2011年GI安田記念(リアルインパクト)、12年GIIIラジオNIKKEI賞(ファイナルフォーム)と2勝。インプロヴァイズで3勝目を狙う。
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ウマニティ ウマニティ編集部 | 108461 |