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松山弘平(34)=栗・フリー=騎乗で5番人気のミトノオーが鮮やかな逃げ切りで、JRA重賞初勝利。ロゴタイプ産駒も重賞初Vとなった。2着は3番人気ハピ、3着は10番人気メイショウフンジンだった。
スタートから一度も先頭を譲らず、ミトノオーが逃げ切り。松山騎手は相棒の頑張りをたたえた。
「マイペースでリズムよくハナに行ったんですけど、しぶとかったですし、強かったですね」
先行策を得意とする同型がいる中でも、発馬を決めると積極的に前に出て主導権を握った。道中はマイペースで運び、直線では2着馬にクビ差まで詰め寄られたが、粘ってしのいだ。
牧調教師は2010年のローズS(アニメイトバイオ)以来となる重賞2勝目。「時計も速く、よく頑張ってくれた。これからが楽しみですね」と目を細めた。
今後は未定だが、非凡な先行力を武器にダート界のニューヒーローとなる。(北池良輔)
■ミトノオー 父ロゴタイプ、母シダクティヴリー、母の父サンダーガルチ。栗毛の牡4歳。美浦・牧光二厩舎所属。北海道新ひだか町・築紫洋氏の生産馬。馬主はロイヤルパーク。戦績11戦5勝(うち地方5戦1勝)。獲得賞金1億5106万7000円(うち地方6100万円)。重賞は2023年JpnⅡ兵庫チャンピオンシップに次いで2勝目。平安Sは松山弘平騎手が22年テーオーケインズに次いで2勝目、牧光二調教師は初勝利。馬名は「冠名+王」。