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1月9日(月)の中山11Rで行われた第39回フェアリーステークス(3歳オープン、別定、GⅢ、牝、芝・外1600メートル、16頭立て、1着賞金=3700万円)は、杉原誠人騎手の11番人気キタウイング(美浦・小島茂之厩舎)が後方2番手追走で脚をためると、直線で最内を突いて抜け出し、ゴール前の大接戦を制した。昨年の新潟2歳王者が、前走の阪神JF14着から巻き返しに成功し、重賞2勝目を挙げた。タイムは1分34秒3(良)。
アタマ差の2着にはメイクアスナッチ(7番人気)、さらに1馬身3/4差遅れた3着にスピードオブライト(6番人気)が入った。なお、1番人気に支持されたヒップホップソウルは直線で馬群に沈み11着に敗れ、2011年の覇者ダンスファンタジアとの母子制覇はならなかった。
◆杉原誠人騎手(1着 キタウイング)「今日はしまいを生かす競馬でという指示でした。位置取りがすごく後ろになってしまい、正直(インの)狭いところに行くしかなかったので、頑張ってくれた馬に感謝の気持ちでいっぱいです。乗るたびに良くなっていてすごいと思いますし、気持ちも強いですね。今回は久々に乗りましたが、一段と気持ちが強くなってパワーアップしていました」
フェアリーSを勝ったキタウイングは、父ダノンバラード、母キタノリツメイ、母の父アイルハヴアナザーという血統。北海道浦河町・ミルファームの生産馬で、馬主は(有)ミルファーム。通算成績は5戦3勝。重賞は2022年新潟2歳S(GⅢ)に次いで2勝目。小島茂之調教師、杉原誠人騎手ともにフェアリーSは初勝利。