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当企画のコンセプトにつきましては、コチラにてご確認ください。今週も“勝ち逃げ馬券師”新良武志氏に、注目の乗り替わりをピックアップしてもらいます。
※データは2018年以降の結果をもとに集計
編集部(以下、編) 日曜日はWASJに加え、札幌と新潟で重賞が組まれています。選択肢が多くて迷ってしまいそうですね。
新良(以下、新) ターゲットは意外にすんなり決まりました。WASJよりは重賞を優先し、低レベルなメンバー構成で読みにくい新潟2歳Sはパス。ほぼキーンランドCの一択でした。
編 そうなんですね。では、どの馬を狙っていきましょうか。
新 私が注目しているのは、鮫島克駿騎手から丹内祐次騎手に乗り替わる⑬メイショウミモザです。
編 おお、今年絶好調の丹内騎手ですね。先週、通算400勝を達成して乗りに乗っています。
新 ご指摘の通り、今年の丹内騎手は本当にすごい。別人のような活躍を見せています。
編 リーディング順位も例年よりかなり上につけている気がします。
新 50位前後に収まることが多かったですが、今年は現在14位。昨年、キャリアハイの38勝を記録したと思ったら、今年は早々にその記録を破り、すでに45勝を挙げています。
編 まさに大躍進ですね。なにが起こったのでしょうか?(笑)
新 ハッキリとした理由はわかりませんが、心境の変化があって、それがプレーに表れているのかもしれないですね。400勝達成時のインタビューは、単なる勢いだけではなく、冷静さも感じました。
編 この夏はフルデプスリーダーでエルムSを制していますが、重賞をもう一丁しとめてもおかしくない雰囲気ですね。
新 可能性は十分にあるでしょう。もともと地元の北海道では活躍していましたが、今年は完全にもうひとつもふたつも上のステージに進んだ感があります。
編 札幌芝1200mという舞台はいかがでしょう?
新 丹内騎手はこのコースで2019年以降、勝率11.8%とまずまずで、勝利数9はルメール騎手に次ぐ2位タイ(もう1人は横山武史騎手)の成績。まったく心配することはありません。
編 勢い十分。コース実績も十分。丹内騎手の進撃は止まりそうにありません。
新 少なくとも北海道開催のうちは買い続けたほうがいいでしょう。
編 続いて、コンビを組むメイショウミモザの評価をお聞かせください。
新 阪神牝馬Sでマイルを勝ったイメージが強いかもしれませんが、全5勝のうち4勝が1200mという短距離馬で、2020年には函館→札幌の千二で3連勝経験もあります。
編 適性距離を考えると、マイルより千二のほうがむしろベターであると?
新 そう考えていいと思いますよ。洋芝のスプリント戦はベストの舞台なのではないでしょうか。
編 丹内騎手とは過去に一度コンビを組んで、そのときは勝っていますね。
新 1月の巌流島Sですね。あのレースはビックリするくらいに強かった。今回はその再現に期待したいところです。
編 ここ2戦はマイル以上のレースで大きく負けていますが、得意舞台で一変がありそうですね。
新 前走は休み明けかつ距離の長い千八でしたので、完全に叩き台だったと思います。陣営の本当の目標は、おそらくこのキーンランドCでしょう。
編 トップジョッキーが揃った一戦になりましたが、今の丹内騎手なら……。
新 互角以上に渡り合えるはずです。頑張ってもらいましょう!
★その他の注目乗り替わり★
新潟10R ⑥トキメキ(松山弘平→M.デムーロ)
小倉11R ⑨シュヴァリエローズ(ルメール→北村友一)
新潟12R ⑥ミンナノユメミノル(荻野極→菅原明良)
【プロフィール】
新良武志(しんら・たけし)
かつてはどこにでもいる競馬ファンの1人だったが、データベースソフト【TARGET】との出合いを経て、眠っていた馬券師としての素質が開花。騎手・種牡馬にウマニティU指数を組み合わせた独自のデータ活用術を考案し、常勝スタイルを確立させる。2015年秋にメディアデビュー。雑誌、WEBを中心に精力的に予想家活動を行っている。著書に『毎日コツコツ勝ち逃げリーマン馬券術』(ベストセラーズ)、『ジョッキー未来予測2019』(秀和システム)。最新情報は『“新良式”データ馬券ブログ』で公開中。
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ウマニティ ウマニティ編集部 | 108878 |