サウジＣデー諸競走（２６日、キングアブドゥルアジーズ）の遠征馬が９日、東西トレセンで追い切りを行った。

　《栗東》昨年の米ＧＩブリーダーズＣディスタフ勝ち馬で、サウジＣ（ＧＩ、ダ１８００メートル）に参戦するマルシュロレーヌ（矢作、牝６）は、ＣＷコースで併せ馬。馬なりで６ハロン７９秒８－１２秒４の好時計をマークし、手応え十分にスーパーフェイバー（３勝クラス）と併入した。岡助手は「コースで併せ馬でしっかりやりました。やれば全体時計は出る馬ですからね。順調に来ていますし、あとは無事に競馬を迎えることができれば」と話した。１１日から検疫に入り、１８日に関西国際空港から出国予定となっている。なお、同馬はドバイワールドカップ（３月２６日、メイダン、ＧＩ、ダ２０００メートル）に予備登録を行った。

　香港ヴァーズ５着ステイフーリッシュ（矢作、牡７）は、レッドシーターフＨＣ（ＧＩＩＩ、芝３０００メートル）の招待を受諾。同馬を所有する社台サラブレッドクラブのホームページで発表された。この日はＣＷコースで６ハロン８２秒２－１２秒２を計時した。

　《美浦》ネオムターフカップ（ＧＩＩＩ、芝２１００メートル）のオーソリティ（木村、牡５）はＷコース５ハロン７０秒１－１１秒９を馬なりでマークし、３頭併せの外で併入した。「かなりいい状態だった前走のジャパンＣ（２着）と比べるとどうしても落ちる感じですが、カイバをしっかり食べて、脚元の不安もなく順調にきています」と太田助手。

　リヤドダートスプリント（ＧＩＩＩ、ダ１２００メートル）のダンシングプリンス（宮田、牡６）は坂路を４ハロン５２秒１－１２秒１で楽々と駆け上がった。「ここまでは順調。輸送を考慮して少し体を立派に作ってあります」と宮田調教師。

　なお、ダンシングと、１３５１ターフスプリント（ＧＩＩＩ、芝１３５１メートル）のソングライン（林、牝４）の鞍上はルメール騎手に決定。サウジダービー（ＧＩＩＩ、ダ１６００メートル）に出走予定のコンシリエーレ（稲垣、牡３）も含めた４頭は栗東トレセンに移動して１１日に出国検疫に入る。

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