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阪神では14日に桜花賞TR「第55回フィリーズレビュー」が行われる。デビュー3連勝で“九州産馬の星”に躍進したヨカヨカは、昨年暮れの阪神JFでも見せ場たっぷりの5着に好走。重賞初制覇のチャンスだ。
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九州産馬と侮ってはいけない。昨年6月の阪神で一般の新馬戦を快勝し、8月の小倉でフェニックス賞-ひまわり賞(九州産馬限定)とOP特別を連勝してV3を決めた。重賞初挑戦のファンタジーSは5着。GI阪神JFは10番人気の低評価だったが、先手を奪って5着に踏ん張った。勝ち馬ソダシとは0秒4差しか離れておらず、世代でも上位のポテンシャルを備えている。
3カ月ぶりの始動戦へ1週前にCWコースで僚馬シゲルモクセイ(4歳1勝クラス)と併せ、半馬身の先着。6F82秒4、ラスト1F12秒5をマークした。「抜け出してフワッとしたが、馬場状態が悪かった(重)のにいいスピードを見せた。馬体重は増えないが、調教を重ねても減らないので完成度が高いのだろう」と谷調教師は順調さに目を細める。
6Fで3連勝した快速だけに、前走のマイルから1F距離が短くなるのはプラス材料だ。勝てば九州産馬のJRA平地重賞Vは05年アイビスSDのテイエムチュラサン以来16年ぶり。Gタイトルを携え、九州産馬の星が桜の舞台に臨めるか。
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