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リスグラシューの完勝劇に関係者は大喜びだ。馬主のキャロットファーム・秋田博章代表(71)は「じっとして動かなかったものね。ジョッキーの判断はすごいし、(馬は)強いのひと言」と感心しきりにたたえた後、「(来春の)ドバイを使ってからにすると、発情が遅れるし、良い子を産む可能性を邪魔することになる」と獣医師らしく言葉を続け、「今回で最後」と改めて同馬の引退を発表した。
最初のお婿さんについては「ロードカナロアが候補として有力」とノーザンファーム・吉田勝己代表(71)のコメントがあり、そうなる可能性が極めて高そうだ。生産者のノーザンファーム・中島文彦場長(51)は「ひ弱さが消え、ここにきての急成長ぶりはこちらとしても驚き。引退は惜しいが、いい花道を飾ってくれた」と笑顔で答えた。
1歳のハーツクライ産駒の全弟は同じくキャロットファーム名義、矢作厩舎所属で来年のデビューを待つ。母はすでに受胎しており、2月16日にロードカナロアの子が産声を上げる予定だ。
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