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中京2週目は土曜メインに中日新聞杯(9日、GIII、芝2000メートル)が行われる。同じ舞台の金鯱賞がGIに昇格した大阪杯の前哨戦として12月から3月に移行したのに伴い、6年ぶりに12月開催となった。中1週と間隔は詰まっているが、ここから有馬記念(24日、中山、GI、芝2500メートル)に向かう馬が現れる可能性もある。今年の中京で行われる最後の重賞を、大いに注目したい。
スズカデヴィアス(栗東・橋田満厩舎、牡6歳)は春の金鯱賞で3着。今年は初戦のオープン特別・白富士Sを勝った後は未勝利ながら、GI大阪杯(11着)以外は全て4着以内と堅実な走りを見せている。前走の福島記念も中団からしぶとく伸びてウインブライトにクビ差2着と善戦。前走から0.5キロ増のハンデ56.5キロも予想された範囲内だ。オーナーのおひざ元で、重賞初制覇の可能性は十分ある。
メートルダール(美浦・戸田博文厩舎、牡4歳)は昨年の京成杯、共同通信杯、今年の新潟大賞典でいずれも3着と好走。オープンに再昇級して1番人気に支持された前走の関屋記念は12着と大敗したが、前残りのなか、位置取りが中団の後ろでは厳しかった。4カ月ぶりの実戦になるが、中間の動きは上々。ハンデ55キロは新潟大賞典と同じなので問題ないだろう。5勝中、3勝を挙げている2000メートルなら、巻き返しがあっても不思議はない。
エリザベス女王杯で見せ場たっぷりの4着だったマキシマムドパリ(栗東・松元茂樹厩舎、牝5歳)は今年1月、牝馬限定戦とはいえ中京芝2000メートルのGIII愛知杯を勝っている。今回は牡馬が相手でハンデ55キロと楽な条件ではないが、得意のコースなら期待できそうだ。
オクトーバーSを勝って臨むマウントロブソン(美浦・堀宣行厩舎、牡4歳)は57.5キロでトップハンデタイ。3歳春にGIIフジテレビ賞スプリングSを勝っている実力馬だけに、仕方ないところだろう。切れ味に欠けるタイプだが、石橋脩騎手とのコンビでは2戦2勝。持ち味を知り尽くす鞍上とのコンビは魅力だ。
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あおくんとそらちゃん
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