競馬ニュース > 記事
このレースの特徴はラストに時計がかかること。過去7回でレースのラスト1ハロンが12秒を切ったのは2度しかなく、最も速かった年でも11秒8。昨年も上がり3ハロンのラップは11秒5-11秒6-12秒4だった。最後に前が止まってゴール前で上位が一気に入れ替わるような展開になりやすく、一瞬の切れで勝負する馬より、長くいい脚を使えてラストにもうひと踏ん張りが利くタイプに向く。
そのせいもあって、過去の連対馬14頭中12頭の前走がマイルCSなどの京都芝の重賞で、うち8頭はそこで4着以下に敗れていた。瞬発力勝負や、前が残る展開になりやすい京都の重賞で負けた馬の巻き返しを狙うレースだ。
(1)ラトルスネークを◎で推奨する。3走前に準オープン・白秋Sを4馬身差で圧勝してオープン入り。その後2走は京都の前が止まらない馬場に泣いたが、2戦とも上がりはメンバー最速をマーク。末脚の破壊力は重賞でも十分に通用することを証明した。
特に前走の京阪杯は前に行った(5)番枠以内の3頭がそのまま1~3着を独占した流れ。対してラトルは(16)番枠で終始外々を回った。それでいて上がり3ハロン32秒4をマークして0秒3差の5着まで追い上げたのだから、高く評価していい。
芝1400メートルは全5勝を挙げるベストの距離。ラストまでしっかりと脚を伸ばせるタイプだけに、この舞台はぴったりだ。ラトルスネークがゴール前で他馬を一気に飲み込み、2013年を締めくくる。
買い目は単勝(1)、馬単(1)-(3)(7)(6)(14)(16)(18)。