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夏本番を迎え、デビュー7年目の宮崎北斗騎手(24)=美・フリー=が、静かに闘志を燃やしている。シルクアーネストで臨む関屋記念で久々の重賞制覇を狙う。
「最近、ようやくポンポンと勝てて。いつも夏から成績が上がっていくし、個人的にも好きな季節。これからです」
今年は3月から4カ月未勝利と苦しい時期を味わった宮崎。長いトンネル脱出のきっかけがシルクアーネストだった。
「ゴチャつかない位置でこの馬のリズムで、イメージ通りに乗れた」という福島テレビオープンでは鮮やかな差し切り。この勝利を機に7月後半2週で3勝とリズムを取り戻した。
「切れるけど、エンジンの掛かりが速くないタイプ。だから新潟の外回りのほうが合うと思う」
いいイメージはできている。宮崎がシルクアーネストで、2010年GIII愛知杯(セラフィックロンプ)以来のJRA重賞3勝目を目指す。 (板津雄志)