第１５回阪神スプリングジャンプ（９日、阪神８Ｒ、Ｊ・ＧＩＩ、障害４歳上オープン（混）、別定、３９００メートル＝直線芝、１着本賞金４０００万円＝出走１２頭）中村将之騎乗で５番人気のシゲルジュウヤクが逃げ切って重賞２勝目をあげた。タイム４分２２秒１（良）。直線では１番人気マーベラスカイザーに競りかけられたが、勝負根性を発揮して押し切った。中村騎手は「カラ馬をうまく避けて、一番いいポジションで運べた。最後も並ばれてからもうひと伸びしてくれた。力のある馬ですね」と笑顔で語った。次走は中山グランドＪ（４月１３日、中山、ＧＩ、芝４２５０メートル）でＧＩ初制覇を狙う。

■シゲルジュウヤク　父グラスワンダー、母ニシノコマチ、母の父ミスワキ。栗毛の牡５歳。栗東・西橋豊治厩舎所属。北海道新冠町・大栄牧場の生産馬で、馬主は森中蕃氏。戦績２４戦５勝（うち障害１４戦４勝）。獲得賞金は１億２６１５万円（うち障害１億１９６５万円）。重賞は２０１２年Ｊ・ＧＩＩＩ新潟ジャンプＳに次いで２勝目。阪神スプリングジャンプは西橋豊治調教師、中村将之騎手ともに初勝利。

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