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GIIサンケイスポーツ杯阪神牝馬Sを快勝したカレンチャンは、早くから目標をここに定め、満を持しての参戦だ。以前はデリケートな面も見せる馬だったが、古馬になって精神的にも肉体的にも逞しく成長している。
「なかなか増えなかった体重が、放牧から帰厩した時には30キロ以上のプラス。函館に輸送しても490キロぐらいありましたから、そのぶんハードに攻めることができました。これは嬉しい誤算です」と、安田翔調教助手はカレンチャンの充実ぶりに笑顔を見せる。
「23日(木)、26日(日)と、ハードに追った効果で“競馬モード”にスイッチが入っていますね。追い切りは池添騎手に跨ってもらって、しまい重点の内容で十分でしょう」。陣営の視線の先には、僚馬ダッシャーゴーゴーが待つ秋の大舞台がある。