競馬ニュース > 記事
大井所属ミックファイア(渡辺和雄厩舎、牡3歳)の南関東無敗3冠の偉業が達成されたジャパンダートダービー。勝ち馬のパフォーマンスは誰が見ても文句なし強さだったが、3着ミトノオー(美浦・牧光二厩舎、牡3歳)も忘れないでほしい。スタートから気合をつけてハナに立ち、1000メートル通過は1分0秒2。これはJDD史上2番目に速いペースで、これより速い同1分0秒0で通過した2007年(優勝馬フリオーソ)が不良馬場だったことを考えれば、過去25回で最もタフな競馬だったと言っていい。
牧調教師は「スタートでつまずいたんだよね。そこで少し出していって、前半に力んでしまったのが響いた。さすがに最後はバテてしまったけど、やっぱり強い馬なんだなと感じましたよ」とレースを回顧。スムーズにいかない中でも、4コーナーで一旦後続を引き離し、Vを意識させる競馬ができていたのだからミトノオーもかなり強い。次戦は未定だが、ダート界を盛り上げてくれるであろう一頭として今後も注目していきたい。