ＧⅠ３勝を挙げて昨年の年度代表馬に輝いたエフフォーリアを半兄に持つヴァンガーズハート（美・鹿戸、牡３）が、３０日の札幌３Ｒで好位から力強く抜け出して、デビュー３戦目で待望の初勝利を手にした。

偉大な兄の主戦も務める横山武騎手は「この場を借りてこの馬に携わる関係者、この馬を応援してくれたみなさまに申し訳ない気持ちでいっぱいです。本来ならもっと早く勝てる馬です。前回は喉鳴りの傾向を見せて、今回は精神的にナイーブなところを見せて、前向きさが出ていなくて不安もありましたが、地力だけで押し切ってくれました。暑い時期はあまり得意ではないので、一旦休んでパワーアップしてくれればと思います」とほっとした表情で話した。

鹿戸調教師は「強い勝ち方でした。久々で喉の手術後でしたが、一生懸命頑張ってくれました。暑くなってきたので、ひと休みします」と見通しを語った。

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