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桜花賞トライアル・フィリーズRの追い切りが10日、東西トレセンで行われた。栗東では、ポールネイロンが坂路で4馬身先着し、阪神JF18着からの巻き返しムードを漂わせた、九州産馬ヨカヨカが栗東坂路4ハロンを抜群の手応えで51秒6の好時計で駆け上がり、最高の調教評価『S』となった。
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持ち前のスピードを、栗東坂路で遺憾なく発揮した。阪神JF18着からの巻き返しに燃えるポールネイロンが、年長の僚馬カフジジュピター(3勝クラス)に馬なりで4馬身先着。矢作調教師も満足げだ。
「先週に負荷をかけているので、併せ馬で馬なり。仕上がりはいい感じだし、十分ですね。馬体は変わっていないけど、芯が入ってきた」
相手をぴったりマークし、折り合いもバッチリ。残り1ハロンを切ってから一瞬で抜け出すと、ラスト1ハロン12秒8(4ハロン52秒3)の脚で突き放した。一杯に追われる相手と対照的に、余裕残し。大敗の前走は払拭したといってよさそうだ。
デビュー2連勝で迎えた前走は、GIの強敵が相手とはいえ、まさかの18着。指揮官は「意識的に控える競馬をしたけど、能力を出し切れなかった」と振り返る。今回の7ハロン戦は2戦2勝で、2走前には中京で2歳コースレコードV。「距離短縮はいいと思うし、前に行く競馬をさせたい」と、強気の競馬で復活を目指す。(山口大輝)
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