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過去のデータを分析し、注目馬を導き出す『ZBAT!ピックアップデータ』。レパードSはミヤジコクオウが浮上する。過去10年で大井の交流GI・ジャパンダートダービー(JDD)組がトップの5勝。ダートGI9勝馬エスポワールシチーの半弟で、重賞初制覇に期待がかかる。
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今年で12回目となったレパードS。データからの注目は、JDD5着から重賞初制覇を狙うミヤジコクオウだ。
過去10年のレパードSで、前走JDD組は【5・2・3・13】をマークし、前走レース別で勝利数トップ。交流GIでもまれた経験が生きる結果になっている。回収率も単勝346%、複勝133%と黒字収支を計上しており、狙い目であることは間違いない。
今回のメンバーでただ一頭参戦したJDDは5着。川村調教師は「前回は(初めての)ナイター競馬や馬場とかいろいろ考えられる」と敗因を分析。その前走を除けば堅実な末脚を武器に、すべて3着以内と安定した走りを披露している。5日は栗東坂路で4ハロン57秒2-12秒9と控えめの時計だが、「『やりすぎないで』という指示。中間はおとなしくなりすぎていた感じがありましたが、先週に和田竜騎手が乗ってくれてましになってきました」と中川助手は重賞初制覇に期待を込める。
2017年以降の新潟ダート1800メートルでヴィクトワールピサ産駒が、単勝回収率199%、複勝回収率105%をマークしていることも見逃せない。また、同条件で川村厩舎の管理馬も単勝回収率222%と、“推し材料”がずらりと並ぶ。半兄にダートGI9勝馬エスポワールシチー。ダート適性の高い血統馬が混戦を断つ。
★レパードSの出馬表はこちら 調教タイムも掲載