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ユーキャンスマイルは、初のGIタイトル奪取に向けて気配上々だ。落馬負傷の岩田康騎手に替わって初コンビを組む浜中騎手が、背中から伝わる好感触を口にした。
「乗りやすくて、操縦性の高さを確認できました。流す程度でしたが、楽に上がってこられて、動きは良かったです」
坂路でラヴィンフォール(3歳1勝クラス)との併せ馬。馬場の荒れた時間帯ながら力強く駆け上がって併入した。馬なりで4ハロン54秒8-13秒0を計時し、友道調教師は「馬もジョッキーもいい感触で上がってきたと思う」とうなずいた。
5着だった昨年と比べて馬体が成長し、後肢の緩さが解消。右回りで右にモタれる面が改善し、前走の阪神大賞典で重賞3勝目を挙げ、スケールアップして大舞台に戻ってきた。トレーナーは「今年のデキなら、勝ち負けになると思う。ユーキャンスマイル(笑ってごらん)の馬名の通り、日本のみなさんが多く笑えるように頑張ります」と意気込んだ。地力強化著しい5歳馬が、明るい未来を切り開く。
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