競馬ニュース > 記事
武豊騎手(50)=栗・フリー=が今年の凱旋門賞(10月6日、パリロンシャン、GI、芝2400メートル)で騎乗予定だった英ダービー4着馬ブルーム(愛、A・オブライエン、牡3)が23日、体調不良のため同レースを回避することになった。JRAが発表した。
武豊騎手は「ブルームが体調不良のため、凱旋門賞の出走を取りやめるという連絡がありました。騎乗するのを楽しみにしていたので、大変残念です」とコメント。同馬は欧州の名門、アイルランドのエイダン・オブライエン厩舎所属で、騎乗依頼がきたときには「ビッグオファーをいただいて光栄」と語っていた。同騎手が日本馬ではなく、1994年ホワイトマズル(6着)、2001年サガシティ(3着)以来となる外国馬での凱旋門賞参戦は大きな話題だった。
凱旋門賞の騎乗馬がいなくなったが、同日のマルセルブーサック賞(GI、芝1600メートル)で、2戦2勝のディープインパクト産駒サヴァラン(仏、A・ファーブル、牝2)に騎乗することが決定。「いい結果が出るように頑張ります」と意気込んだ。なお、JRAに同騎手より30日から10月7日の海外渡航届が提出された。