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24日の京都11R室町ステークス(3歳上オープン、ダート1200メートル)は、国分恭介騎手騎乗の12番人気アドマイヤサガス(牡7歳、栗東・橋田満厩舎)が中団追走から鮮やかに差し切ってV。1年4カ月ぶりの勝利を飾った。タイムは1分10秒6(良)。
スタートでルベーゼドランジェが落馬するアクシデント。カジキが先手を取って、人気のサウンドガガが2番手につけたが、カラ馬がこの2頭をかわしていく。前の2頭を追う位置につけたのはサクラレグナム、ナンチンノン、ネオザウイナー、ゴーイングパワーなど。よどみないペースで流れるが、カジキはカラ馬に惑わされることもなくマイペースで逃げる。サウンドガガ以下を振り切ったカジキが粘り込みを図ったが、ゴール前で差し馬が急追。中でも末脚が目立ったのは古豪アドマイヤサガスで、叩き2戦目で見事な変わり身を見せ、差し切り勝ちを演じた。昨年の交流GIII北海道スプリントC以来の勝利を挙げ、通算7勝目をマークしている。3/4馬身差の2着は4番人気のカジキ。さらにアタマ差の3着には後方から追い込んだ7番人気トキノゲンジが入っている。
アドマイヤサガスは、父フジキセキ、母ベルベットローブ、母の父Gone Westという血統。通算成績は41戦7勝(うち地方5戦1勝)となった。
国分恭騎手は「強かったですね。道中はうまく流れに乗れましたし、(直線で他馬と)併せてからがすごく良かったです。いい勝負根性がありますね。ただ、レース後にアクシデントがあったので、馬が無事ならいいのですが…」とゴール後に歩様が乱れて診療所へ運ばれたパートナーを心配していたが、検査の結果、大きな異常はないという診断だった。
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