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凱旋門賞を目指す日本馬2頭、すなわちキズナ(牡3歳、栗東・佐々木晶三厩舎)とオルフェーヴル(牡5歳、栗東・池江泰寿厩舎)にとって、ライバルの1頭になるのがトレヴ(牝3歳、フランス・マダム・クリスチャン・ヘッド厩舎)だ。
日本馬2頭の勝った前哨戦と同じ日に、同じロンシャン競馬場の2400メートルで行なわれたGⅠ・ヴェルメイユ賞を制し、デビュー以来4戦4勝。F・デットーリを背に凱旋門賞へ挑む。
「小柄だけどすごく根性があって、でも素直な馬。日本馬2頭も強いけど、こちらも負けていないよ」
ヴェルメイユ賞の前には調教のためだけにフランスに駆けつけたこともあったデットーリはそう語り、満面の笑みをみせた。
写真はシャンティイで調教中のトレヴとヴェルメイユ賞を勝ちフライングディスマウントをみせたF・デットーリ(右手前の背中向きなのがM・クリスチャン・ヘッド調教師)。